ERDBEERE

ELYSIUM

オーガニックの新しい世界観 人間のインテリジェンスと森羅万象の融合 新しい秩序のもとで生み出される美意識

オーガニックは都会的に洗練されたもの

私達が目指すオーガニックと現実には乖離がありました。一般的なオーガニックのイメージは、素朴で牧歌的。人の手を入れず、自然の恩恵をそのまま受け取る、どこまでもエコの世界。ERDBEEREが関わってきたオーガニックは、その対極にあります。農産物をケミカルな物質に頼らずに生産するには、高度な技術と、徹底したリスク管理が必要。オーガニックは虫がつくのは自明の理。そこに甘えず、最大限の知恵を絞り、徹底的なリスク管理に生産者は挑戦し続けます。この矛盾を包括した生産は、自然への深いリスペクトと、都会的に洗練された美意識がなければ成立しません。文明化が進んだ社会では、自然環境の維持には莫大なコストがかかります。この文明化の中で、自然を維持するオーガニックは、秩序に従い統制されたもの、徹底的にリスク管理されたもの。即ち、オーガニックとは、自然とかけ離れた、都会的に洗練された生産であると、私達は考えています。1本の小麦にも知性があり、意志があります。農薬、化学肥料を使い、今までのように人間が力技で自然を支配するのではなく、お互いを理解し、植物の知性と人間の英知を融合することで新しい秩序を創造していく。自然は素晴らしいが、脅威でもある。脅威に挑戦しながら、制御して作られるのがオーガニックであり、この美意識でつくられたものこそ私達の考えるELYSIUMです。

ELYSIUM  -Origin of a name-

ELYSIUM(エリイズム)は、「楽園・楽土」を意味するドイツ語。ベートーヴェン交響曲第9番の最終章、大勢の合唱団が歓喜の思いを歌い上げる箇所に出てくる言葉。多くの挑戦をし続けながら、決して理想を無くすことなく、自分の足で歩き、やっと辿り着いた楽園ELYSIUM。素晴らしい挑戦を続ける、多くの生産者と一緒に目指す美意識として、ELYSIUMを掲げました。自然と向き合い、学び続ける生産者が正当に評価され、相応しい対価を受け取れる世界。添加物の使用、大量生産が当たり前とされる中、本物の美味しさを心行くまで楽しむことができる世界。オーガニックとは、人間のインテリジェンスと森羅万象の融合新しい秩序のもとで生み出される美意識この概念を私達はELYSIUM(エリイズム)と名付けました。